下町の風景をカタチに残す、一枚のポストカード|街並はがき|昭和レトロ
下町の風景をカタチに残す、一枚のポストカード。
懐かしい昭和レトロな雰囲気を手のひらに。
起こし文を作り始めて約20年。
その中でも「街並はがき」は初期の頃から作り続けている、思い出深い作品です。
私は生まれも育ちも東京の下町、根岸。
小さい頃見た風景は、心温まる町でした。
「日々失われていく下町の街並みを、カタチに残したい」
そんな思いから、この街並はがきを作り続けています。
街並はがき「駄菓子屋」ー第1集よりー
子供時代の思い出がたくさん詰まった、 懐かしい場所。
店内にはラムネや怪獣おもちゃ、お面など懐かしい商品が並んでいます。
下町の商店は、奥に居間があって、
店主や家族がちゃぶ台を囲んでお茶を飲んでいたり…
今ではあまり見なくなりましたが、当時を思い出すと、家の中が丸見えでしたね。でもだからこそ、近所の人たちとも距離が近くて、町全体で暮らしているような、温かい場所でした。
令和の子供にも人気の駄菓子屋
起こし文は、店舗を持っていません。なのでよく休日に、谷中銀座にある武藤書店さんの前を借りて、店頭販売を行なっています。
谷中は子供からお年寄りまで、毎週たくさんの人が訪れています。親子で来てくれた方で、お子さんにどのハガキがいいか聞くと「これがいい!」とよく駄菓子屋を選んでくれます。
時代が変わっても、駄菓子屋は子供にとって楽しい思い出のある、特別な場所なのかもしれませんね。