影響を受けた小村雪岱の世界感
起こし文の和風ポップアップカード

私の尊敬するデザイナーの一人、小村雪岱。
大正時代を代表する日本画家です。
彼の描く線や構図、色使いの妙は、
起こし文を作る際にも参考にしています。

起こし文「縁側」

家族や近所の人と語らう場、縁側。
時には、座って外を見つめながら景色を眺めたり、何も考えずぼんやりしたり…
縁側という場所は、テラスやバルコニーとは違う、日本独特の温もりを感じる場所です。

この作品は、小村雪岱の代表作「青柳」に触発されたもの。
写真左から「あやめ」「竹庵」「青柳」をデザインしました。

作って楽しみ、飾って愉しむ
「起こし文」

開くと和の世界が広がる、和風ポップアップカード、起こし文。
紙の素朴さ、儚さに魅せられ、20年以上この作品を作り続けています。
想いと共に、作る愉しさも届けるメッセージカード。
カードを開いた時のワクワク感は、いくつになっても忘れないものですね。
メールでは伝わらない特別な想いを、便りに込めて...

「和」はシンプルでありながら、とても繊細で奥が深い世界。
私が小村雪岱の作品を見て感動したように、起こし文も多くの人に届けていけたら嬉しいです。